こんにちは。
札幌のFPを中心とした専門家ユニット
「なないろ福円隊」陽気なサブリーダー♪
FPふきこです。
今回は住宅ローン見直しのお話を。
住宅ローンの見直しって、実際は
私のお客様ではそんなに多くは実行していません。
一般的に見直しのメリットが出る目安として、
残高1000万円、残期間10年以上、金利差1.0%などと言われていますが、
家計の相談を始められてから住宅ローンを組んで金利差が少なかったり、もう残高や期間が少なかったり、借換え手数料が高額になって一時金で支払うのが難しかったり(現金で支払う必要がある場合)。
この度、我が家では固定期間10年を向かえ、
住宅ローン控除も終わり、
ちょうど夫も転職(中小企業の経営者→サラリーマン♪)をして1年以上経ったという、
ナイスなタイミングだったので、
実際に見直しをしてみました。
条件としては、
残高約900万
残期間15年
金利2.4%
というローンです。
なかなか大変でした~(@_@;)
なので、見直し(借り換え)する場合、
時間と労力とある程度の知識は必要であることを付け加えます(笑)。
まず私が最初にしたのは、
銀行巡りとネット検索。
一軒目。夫の給与振込先になっている銀行。
給与振込先が選べないので、給与が入る銀行からそのまま
住宅ローンが引き落とされると家計管理がシンプルで楽に
なります。口座間での移動が減るので(通帳も減らせる)。
ただ、こちらは勤務年数が2年以上ということと、
金利もあまり低くなかったので、候補から早々に消えました・・・。比較検討のベースになるので、結果としては良かったのですが。
二軒目。ローン金利が低いと聞いていた信用金庫。
この日はたまたま夫が休みで同行していたので、
お店が空いていたせいもあってか応接室に通され、
かなり具体的にシミュレーションや手数料について説明をしてくれました。
ここでも結構参考になりました。
住宅ローンを借り換える場合、
現在借りている銀行の方でも手数料が掛かるのですが、
その金額が固定期間中か後かで、
銀行によって数千円~数万円掛かるということが分かりました。
その金額がかなりバラバラ。
最初に借りる時には、あまりチェックしないところではないでしょうか。
勢いにのって(笑)、三軒目~。
この時は、夫も仕事の狭間だったため時間もあったし、
前の信金でメリットが出そうなことを知ってヤル気が出てました(笑)。
そこで一緒に『○○きん』さんへ。
『○○きん』(仮にA銀)さんは、10年前は夫が経営者だったため借りられなくって、
リベンジでございます♪
ここまで来ると、
私も必要書類を一式揃えて具体的シミュレーションを効率良くもらうことを
覚えました。う~ん、成長だなぁ(^_^;)
より具体的なシミュレーションをしてもらうには、
住宅ローンの返済予定表(借入額・金利・残高がのっている表)
前年度の源泉徴収票(保証料などに関係してくる)を。
結果、金利は団信を充実させても、1.05%に下がり、
手数料約25万円を支払っても、
トータルで70万円程度のメリットがありました。
さらに、私は、
建築確認通知書(土地・建物の図面も)、
登記簿、夫が同行していたので身分証明書や印鑑もあったので、
その場で仮査定まで済ませてしまいました。
そして、帰り道に念のため、
現在住宅ローンを借りている銀行(仮にB銀)の支店に寄って話を聞いてきました。
「固定期間終了後の金利はまだ決定していません」というお返事でしたが・・・。
最終月に引き落とされて、個別に案内が来るのを待って、
担当支店との相談が必要とのことでした。
でも、「詳しくはお話出来ませんが、金利は下げることも可能かと思います」
と交渉の余地があることを知りました♪
見直しの検討は早めに取り組んだ方が良いのですが、
どの銀行も金利適用の期間がバラバラで、
現在借りている銀行の金利はさらに後にならないと決まらない、という
スケジュールとにらみ合う日々。
すでに借りているB銀の方とも連絡を取り合い、
金利を1.55%まで下げてくれるところまでは交渉したのですが、
担当してくれた若い女性が「残高がもう少ないので、借り換えをされてもあまりメリットがないと思いますよ」とか、
「月々の返済額が100円くらいしか変わらないなら、手続きの手間を考えると継続された方が・・・」などと言って、
トータルの金利見直しメリットも詳しく教えてくれないし、
自動で変動金利になった場合は2.675%で、
優遇の変動金利1.375%にするためには手数料と手続きが
必要なことから借換えをすることに。
A銀さんなら、10年後の優遇金利適用のための手数料も手続きも必要無しなので。
後日、実際に借換えを実行する旨を伝えたら、
上司の方が出てきて「金利をさらに検討いたします」と言ってきたのですが、
こちらももう手続きを進めていたし、時間もないし、で借換えに決定。
それならば最初からヤル気を出して欲しいのだ(笑)。
A銀で新たな住宅ローンの申し込みのために、
夫は書類をひたすら書きまくり、
妻は必要書類を出しまくり、
(事前準備として、仕事の合間に印鑑証明や登記簿の写しを取りに行く、
火災保険証券、わが家の場合勤務先の在職証明書や源泉徴収票2年分、
○ープの会員証の再発行もしました)
全部終わるのにその日だけでも2時間半掛かりました(-_-;)
日を改めて、B銀行に行って完済や抵当権の手続きなどをしなくてはなりません。
新たな通帳も増えるし、公共料金の引き落としは変更になるし(条件に入っている)、
保障範囲が広がるとはいえ、団信のガン保障の支払い対象外期間が90日発生するし、
結論としては、
なるべくメリットの大きい他行で具体的なシミュレーションをもらい、
現在の住宅ローンを借りている銀行でそれに近くなる
(あわよくばそれ以上のメリットを)ように根気よく交渉する
のがベストではないかと思う次第です(^_^;)
私の場合、とても実務経験になったので、良かったけど(笑)
『一度借りたら金利は下がらない』という時代は、もう変わったようです。
もちろん、借り換え時に返済期間や返済金額、固定期間も再検討してみてくださいね。
わが家の場合、住宅ローンの超低金利で
「リフォーム費用などを上乗せして借りることも出来ます」と勧められました。
借りませんでしたけれど。
賢いお金の借り方使い方には、ライフプランを持ち、
普段からしっかり家計と重要書類の管理をしておくことが必須。
チャンスを逃さないために、今から出来ることを始めましょうね~。