こんにちは
札幌のFPを中心とした専門家ユニット なないろ福円隊 おばあちゃんの知恵袋、FPふきこです。
さて、私はおばあちゃんというだけあって、
時代劇もかな~り好きで、
小さい頃の水戸黄門に始まり、
今は『真田丸』を録画して欠かさず見ております(笑)
また、俳優堺雅人も大好きですので、
映画『南極料理人』もかなりおススメですし、
ドラマ『半沢直樹』にも夢中になってしまいまして、
↑この写真の映画も必然的に好きなのであります。
先日家計簿のシェア会を行って、皆さんの気づきやお悩みをお聞きして、
ふと、この映画を思い出しました。
FP的に見てもかなり興味深いのですが、
債務過多に陥った家計をなんとかしようと、
日々のお金のやりくりに四苦八苦する姿が、
「今も昔も、家計を守る人の悩みってあまり変わらないな~」と。
内容は、
幕末に、『そろばん侍』と呼ばれた凄腕の算用者(今でいう経理・財務担当)
が主人公のお話なんですが、
時代劇らしい派手な立ち回りは全くありません~(笑)
とにかく地味で地道な節約とお金の管理の日々!!
家計のやりくりに苦しむ姿は、今と同じですね(笑)
時は幕末、加賀藩イチの算用者と呼ばれるそろばん侍が、
ある日、息子のお誕生日のお披露目イベントに使うお金がないと、
妻に家計の現状を知らされるのです。
ローン明細、ばば~んと見せられるんです(^_^;)
お誕生日、っていっても、
昔の武家ですから『家を継ぐ跡取りのお披露目』ということで、
結構重要なイベントなのです。
妻は「借り入れをしてでも、恥ずかしくないパーティを」と
言うのですが、
(今でいうと、キャッシングしてまで旅行とか、
ローンを組んでペットを買うとか、絶対ダメとは言わないまでも、
「後で後悔しませんか?」と聞きたくなるお金のやりくりですね)
これ以上借金を重ねてまでやることはないと、
夫婦は斬新なアイデアでなんとかしのぎます。
借金がふくらんだのは、特にこれといった理由もなく、
おおらかでお買い物好きの母(ちょっと見栄っ張り)、
茶道具や美術品を愛する父、
暮らしぶりは飛び抜けて贅沢ではないけれど、
武士としての対面を守って生活しているうちに、
月々の収支が赤字続きとなり、
借金が雪だるま式に大きくなっていたのです(@_@;)
借金の利息の返済と、生活費で毎月赤字
→さらに借金を重ねて問題先送り
まるで、どこかの国の財務状況と同じではありませんか。
そこで、立ち上がったそろばん侍。
「恰好がつかない。なんとかなるのでは」という家族に、
鬼といわれようが、
泣かれようが、徹底的に家計の改善に取り組みます。
家にある、ありとあらゆるお金になりそうなもの
(書画骨董・着物・書物・妻の嫁入り道具から身の回りのものまで)
を必要最低限残して全て売り払い、
金貸しに返済計画と金利の交渉を取り付け、
その後は家計簿をつけ細かくお金の管理をし、
日々の食卓やお弁当のおかずさえもすっかり変わるほどの
質素倹約に励み「収入の範囲で生活する」。
その間も、さまざまな出来事があるのですが、
一貫して「例外はなし」。
徹底しています。
当たり前といえば当たり前なのですが、
それまでの暮らしに比べると、
かなりの意識と行動の変化が強いられます。
『貧乏だと思えば暗くなるが、工夫だと思えば面白い』は名言♪
う~ん、ものは考えようですね
今は、様々な金融商品が生み出され、
お金も、使う・貯める・借りる以外、
保険で対応、資産運用などという工夫もありますが、
(だからこそ活用には細心の注意が必要なのですが)
何しろ江戸時代、涙ぐましいほどの努力がなければ、
お武家様でも長屋送り(破産状態)になってしまったようです。
くわばら、くわばら(=_=)
いかがでしょう?
昔のお話ですが、身の丈以上に使いすぎてしまった
家計を後でなんとかするには、
すさまじい努力と忍耐、工夫が必要となります。
今も使いすぎてしまったら、後が苦しくなるのは必至。
取り戻すのは大変なのです。
わが家の危機的状況(赤字がずっと続いている・貯蓄が出来ない)を早いうちに知り、正すには、
やっぱり家計簿は有効なツールなんです。
今も昔も。
日本一のそろばん侍は、自分で家計を改善出来ましたが、
自分ではムリという方は、是非『現代のそろばん侍』、
マネーバランスFPにご相談を♪
多様な選択肢とその活用法を熟知するFPという職業が生れたのが、
江戸と現代の違いなのですから、使わない手はありません。
ちなみに、私たちの武器はそろばんではなく、
ライフプランです(^_^)v