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亡くなった後のことも頼むことができます(From梅ちゃん)

皆さん、こんにちは!

 札幌の FPを中心とした専門家ユニットなないろ福円隊

 福円隊の自称いやし系担当、行政書士の梅ちゃんこと梅澤です。

 

さて、私は普段判断能力が不十分になってしまった方の財産管理をする仕事を中心に、相続や遺言といった分野のご相談に応じていますが、実は、財産管理をさせていただいていた方の葬儀や埋葬といった仕事もしています。

 

今回はこの亡くなった後のことを頼むという契約とその実際について少しお話をさせていただきます。

 

 

自分が亡くなった後の自分の色々なことを、生前に頼んでおく契約を「死後事務委任契約」といいます。

 

私が財産管理を担当させていただいている方のほとんどが、この死後事務委任契約を生前の財産管理契約とセットで契約しています。

 

この死後事務委任契約で何を頼むことができるのかというと、たとえば

 

・死亡届を出す

・葬儀や埋葬をする

・医療費の精算をする

・身辺整理(残った家財の処分だとか)をする

・年金等の各種届出をする

 

といったことを頼むことができます。

 

また、この他のことも契約により法律上許される限り頼むこともできます。

 

この契約は、お一人様で誰も頼れる人がいないという方にはもちろん必要なことなのですが、夫婦で互いの葬儀などをすることができない(お互い一緒に年齢を重ねていくわけですから)といったときにも必要なことだと考えます。

 

 

実際には、私のところでは大体こんな感じで死後事務委任契約が遂行されます。

 

まず、病院から亡くなったとの連絡があります。(朝4~6時位が多いです。)

 

そして病院に出向き、ご本人にご挨拶をし、葬儀社に連絡します。

 

その後ご遺体を葬儀会場にお運びし、お通夜となります。

 

ここに親族の方が誰も来られないときは、私の法人の社員も呼んだりして、できるだけたくさんの人がいるなかで賑やかにお見送りしたいと思ってます。

生活保護の方の場合の祭壇です。この方は病院で私が撮った写真が御遺影になってしまいました(隠れてます)。カメラを向けると笑ってピースをしてくれて、看護師さんと一緒にびっくりしたのを覚えています。その時の楽しい雰囲気が思い出されました。
生活保護の方の場合の祭壇です。この方は病院で私が撮った写真が御遺影になってしまいました(隠れてます)。カメラを向けると笑ってピースをしてくれて、看護師さんと一緒にびっくりしたのを覚えています。その時の楽しい雰囲気が思い出されました。

 

翌日、火葬場に行って荼毘に付します。(ご親族がいなければお収骨もさせていただきます。)

 

お骨をお墓に埋葬します。

 

その後、年金など役所関係の届け出をします。

 

 

というような感じで進めていきます。

 

もちろんご本人が残された金額によって、お坊さんを呼ぶことができなかったりというようなことはありますが、出来る限りご本人の生前の希望に添うように進めていきます。

 

こういった契約を考えている方には、契約内容そのものも大事ですが、自分の希望を頼む人に伝えておくことも同じくらい大事なことです。

 

誰に頼もうか決めるときには、そうした希望を丁寧に聞いてくれる人かどうかも判断基準になると思います。