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懐かしいけど、要注意!水銀式の体温計(fpふきこ)

みなさま、こんにちは!

FPを中心とした専門家ユニット・なないろ福円隊 、雑用係、兼副リーダーのfpふきこ
です♪

 

さて、以前の黒電話に続いて、

懐かしいシリーズ!!(笑)

 

↑皆さまのお宅には、こんな体温計はまだありますか?

←今はもうこんな、電子体温計が
便利で普通になっているのかな・・・とも思いますが。

 

昔は(私が子供の頃だから、30年前くらい?w)、

↑の水銀式体温計が主流でございました(-_-;)

 

子供の頃に風邪をひくと、

体温を測る前にブンブン振って温度を下げてから、

脇に挟んで、時計を見ながらじ~っと待っていたのを覚えています。

いや~、懐かしい!!ヽ(^。^)ノ

じゃあ、これはどうでしょう?

 

我が家には、これに近いものが、

まだあります。

 

水銀式の温度計。

 

見る角度によって1~2℃違ったりして(笑)

 

今は、こんな感じですよね~。

 

デジタルだと見間違いもない。

便利だなぁ(^_^)v

昔は、アナログで使い方も微妙で味のある道具が結構ありましたね。

それはそれで、私は個人的にすごく好きなのですが、

取扱いには要注意です。

 

なぜなら、

中毒性のあるものが使われていることがあるからです。

温度計の水銀は役に立つ道具や使われ方に活用される反面、

環境汚染や、中毒の原因にもなるのです。

 

以下、水銀による中毒について書かれたHPから引用しますね。

 ↓

水銀は、無臭で流動性がある銀色の液体金属で、加熱すれば激しく揮発します。

体内への吸収経路としては、 飲食などによる経口摂取、皮膚との接触などによる経皮吸収、揮発した蒸気による経気吸入があります。

経気吸入の危険性としては、水銀は20℃で気化し、

空気が汚染されて極めて急速に有害濃度に達することがあると言われています。 

 

水銀は、身近なところでは、乾電池、蛍光灯、体温計、血圧計、気圧計などに用いられいます。

 

体温計や血圧計などに含まれる金属水銀は、消化管からの吸収は極めて少なく、

体温計1本分を誤食してもほとんど無毒で2-3日中に便中へ排泄されます。

 

しかしながら、散らばった水銀を放置すると揮発して蒸気として吸入され、毒性を発現します。

 

吸入された水銀蒸気は、肺で70-80%が吸収され、肺に高い濃度で沈着します。

 蒸気吸入では、頭痛、痙攣、呼吸困難、肺水腫、気管支刺激症状、下痢、腹部痙攣、視力減退、流涎、嘔吐、肝不全、腎不全、発熱、悪寒などの症状が発生する可能性があります。

 

また、蒸気吸入や皮膚接触では、全身の皮疹、浮腫などの症状が発生する可能性があります。

中枢神経系や腎臓に影響を与え、情緒および精神不安定、認識障害、言語障害が生じることがあり、特に、妊娠中の女性、子供、乳幼児への暴露は避けなければなりません。

 

内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)のリストにあげられており、

生殖器系への影響や、内分泌系への影響があるとされています。

 

最近は、手軽さの面から電子体温計やデジタル血圧計が使われることが多くなり、

金属水銀を用いた体温計や血圧計はあまり使われくなりました。

しかしながら、水銀を用いた体温計や血圧計などの医療器具は現在でも使われており、

国内でも体温計に関する中毒の受信件数が、1996年で762件あり、

全体の2.2%を占めています。

 

このような家庭で使われる医療器具に関する水銀中毒の症例について、

1999年8月7日付けの英医学会雑誌(BMJ)で、

英国王立病院のA C Rennie博士らが報告しました。

 

最近は、血圧計などの医療器具が手軽に購入できるようになっており、

家庭で医療器具を使う機会が増えると考えられます。

この報告の医師らは、水銀などの中毒物質が使用されている医療器具の取り扱いと、

水銀中毒の危険性に関する知識を身に付けることの大切さを呼びかけています。

 

この報告で医師らは、9歳の少年が自宅のベッドの上で水銀血圧計を分解し、

ベッドの上とじゅうたんの上に水銀をこぼし、

母親に知らせるまで1日から2日間そのまま遊んでいたことが原因で、

神経上及び腎臓の疾患にかかった状況について報告しています。

 

少年は、腹部の痛み、便秘、無気力感、手足の痛み、

情緒不安定感を訴え始めてから3週間経った後、近くの地方病院で診察を受けました。

身体検査でやや衰弱した表情、反射消失障害、運動失調障害、感覚障害が示され、

一時的にギラン・バレー症候群と診断されました。

しかし少年は、字を書くことがしだいにできなくなり、

学校の成績が低下し、脳障害の特徴である末梢神経障害が確認され、

重金属中毒が疑われました。

 

引用終わり

 

好奇心旺盛な子供が家の中にある道具や機械を分解してみる。

よくあることではありませんか?

 

実は、私も子供の頃、「体温計でお湯の温度を測ってみよう♪」と思い立ち(笑)、
熱湯を測ったら、みるみるうちに温度が上昇し、
体温計の最高温度を超えて、体温計が破裂したことがありました。

実験失敗(-_-;)

 

ポロポロと溢れ出す、水銀の玉がキレイでしたが、

今思うと、あれは危なかったのですね・・・。

舐めてみなくて良かった~\(◎o◎)/

 

今、札幌市では期間限定(2/1~2/29)で、

水銀式の体温計・血圧計・温度計などを無料回収しています。

 

市内の薬局690ヶ所に緑色のポスターや回収ボックスを

設けて回収しています。

また地区リサイクルセンター4ヶ所(中央・北・厚別・西)でも

受け付けるそうです。

  

安全な状態で使っているものは別ですが、

もう処分しようと思っていた方や、

好奇心旺盛な小さなお子さんがいていたずらしたら危ないな、と思う方は、

環境汚染の予防にもなる水銀式の温度計の無料回収をご利用くださいね。

 

日常のリスクマネジメントはまず予防から♪です。

『保険に入れば大丈夫』というリスクは、

人生においては、ほんの一部ですからね。

まずは、我が家にあるリスクは何なのか、

定期的に(時間が経つと変化しますから)チェックしてくださいね。

 

我が家の消火器、

ネコが倒した拍子に封印が取れて、圧力が下がって、

火災の際には薬剤が出ない状態になってました(^_^;)

定期点検で分かり買いなおしましたが、

危ないところでした。

せっかく備えていてもいざという時に、使えない。

では、意味がありません。 

 

保険やお金だって、

同じかもしれませんね。

 

保障の内容や給付される条件が合わなかったり、

必要な期間がずれていたり。

そもそも入っていることを忘れて、

請求しなかったり。

 

せっせと貯金しても、

物価の上昇には追いつけず、

教育資金や老後の生活費が全然足りなかったり。

 

我が家にはいついくら必要で(時間と金額と目的)、

どんな方法で準備するか。

 

正しい分析と効果的な対策と、

そして家計の管理が成功のカギとなります(^_^)v

 

お金と家計のことなら、

マネーバランスFPにご相談くださいね♪

 

 

さて、次回のブログはFPベンゴシまっつんです。
どうぞお楽しみにヽ(^。^)ノ