皆さま、こんにちは。
札幌のFPを中心とした専門家ユニットなないろ福円隊
今週の小人(blog)は、夫婦コンシェル・産業心理カウンセラーの白澤です。
私が、夫婦問題に特化したカウンセリングを生業としてから、
夫婦関係修復・離婚のいずれの道を選択したとしても、
心の健康を取り戻してリスタートという結論になることを応援してきました。
夫婦の問題にも、様々な原因がありますが、
その中には、「心の問題」がひそんでいることもあります。
また、職場で抱えている問題が家庭にも影響しているケースが多くあることがわかりました。
反対に家庭の問題が仕事にも影響しているケースもありました。
私が「社会」に出てから30年を超えましたが、
学生時代のアルバイトを含め、多くの企業において、
心の不健康を訴える人や、心の病気にかかってしまう方を見てきました。
そこで私は職場のメンタルヘルスに関するカウンセリングをお受けするために、
産業心理、そしてメンタルヘルスマネジメントを学びました。
ストレス社会の中で、家庭や職場で抱えたストレス、これを放置していては、
いつまでも悩みから脱出できないばかりか、心の病にかかってしまうことになりかねません。
ストレスを軽減していくことにより、
心の病気も予防ができるのです。
まずはご自身のストレス状態について気付くことが大切です。
そもそもストレスとは何でしょうか。
ストレッサー(原因となるもの)によって引き起こされる不安や抑うつ気分などの精神症状や、
不眠、食欲不振などの身体症状、そして、飲酒量の増加などの行動の変化を含めてストレス反応といい、
ストレッサーとストレス反応を合わせてストレスといいます。
ストレッサーには様々なものがありますが、その中で2007年に厚生労働省が行った
「労働者健康状況調査」において、仕事に関するストレスを自覚している労働者が約58%と高く、
被雇用者や勤め人の自殺件数が7,000人を超えたという結果が出ています。
このように職場でのメンタル不調がご自身は元より、
他の労働者や家庭にも影響してしまうことのないよう、
対処していかなければなりません。
しかし、心の中が見えないため、メンタル不調かどうかが第三者にはわかりづらいという懸念があります。
また、本人は自覚がなくても、メンタル不調に陥っているというケースもあります。
いかにセルフコントロールやセルフチェックが大事になってくるか、
また、周囲の方や管理監督者がメンタル不調に気付くかが重要になってきます。
この冬(2015年12月1日)、50人以上の事業場において、従業員のストレスチェックが義務化となります。
詳細はこちら、厚生労働省のホームページをご参照ください。
私は、カウンセラーとして、各専門家の方たちと連携をとりながら、
1人でも多くの心を救えるよう努力していきたいと考えます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の小人は、FPベンゴシこと、松下孝広氏です。お楽しみに。