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米村大子

これでいいのか?ペットの悲しい事件をなくすには?(from yoshizo-)

皆さん、こんにちは!

札幌のFPを中心とした暮らしの専門家ユニットなないろ福円隊

今週の担当は、動物大好き・ワンコ大好き 行政書士の村上です。

 

全くもって私ごとではありますが、我が家の大切な家族 ヨークシャーテリアの

もも太くんが、先月末に9歳のお誕生日を迎えました。

 

このもも太くんですが、ヨーキーのくせに体重が6.7キロもあります。

ヨーキー界のアンドレザジャイアントです。(アンドレ・・・ちょっと古過ぎですか?)

決して太ってる訳ではなく、骨格が大きいんですよね~

散歩をしていても、通りすがりの女子高生に、「あれ!カワイイ!! え!?何??」

 

と言われてしまいます。(多分、もも太は傷ついているでしょう・・・・)

先日も、動物病院にトリミングに行ったのですが、待合室で膝の上に標準サイズの

ヨーキーを乗せた女性に声をかけられました。

 

女性「かわいいですね~! ・・・・・ えっと・・・ヨーキー?・・・・」 

 

 私「はい・・・(あなたの膝の上に乗っているワンコと同じ)ヨーキーです・・・」

 

とまあ、周りの皆さんを戸惑わせる我が家のワンコくんですが、これまで苦楽?を共に

してきた、本当に大切な存在(家族)です。

 

ところが、私にとっては「家族」であるワンコ達を、「物」としてしか扱っていない

とんでもないニュースを先日目にしました。


栃木県の河川敷や山中に、小型犬の死体を大量に遺棄したという事件です。

http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040003_Y4A111C1000000/

 

報道によれば、ブリーダーから繁殖に使えなくなった(この表現自体、自分で使って腹が立ちますが)

犬たちを、報酬をもらって引き取ったものの、移送中に犬たちは死亡し、その処理に困って

遺棄したというようなことでした。

 

このようなペットに係る無残な事件は後を絶ちませんが、本当に心が痛みます。

我々の心をいやしてくれるペットたち、しかしその裏側には、一部悪質ブリーダーの

存在があることも事実です。

 

本日は、ペットはどういう法律で守られているのかを簡単に勉強して見ようと思います。 

  

 

今回の悲しい事件では、発見された犬たちは、その状態から、

非常に劣悪な環境で飼育されていた可能性があるそうです。

 

死体を遺棄した容疑者も、先日逮捕されていますが、その逮捕容疑は

廃棄物処理法違反、動物愛護管理法違反 などの疑いとのことでした。

 

動物愛護管理法違反はわかります、当然です。が、廃棄物処理法ってどうなんでしょう?

 

日本の法律では、ペットは「物」です。

 

基本的に、動物の死体は「一般廃棄物」つまり、ゴミです。

 

つまり、この事件は、テレビや廃タイヤを山中に捨てるといった犯罪と同じと言うわけです。

 

・・・・・同じの訳ないですよね・・・・

 

今回の事件では、まだ生きている犬も保護されています。

 

生きた犬を捨てる行為は、動物愛護管理法の動物遺棄罪に当たるそうです。

 

動物愛護管理法とは、動物虐待防止や、適正な取り扱いを定めた法律で、

飼い主の責任や、動物の飼育・保管に関する基準、動物取扱業者の規制

などが含まれており、当然罰則も定められています。

 

愛護動物をみだりに殺し又は傷つけた場合は、2年以下の懲役又は200万円以下の罰金に処されます。

また、愛護動物に対し、みだりに、給餌若しくは給水をやめ、酷使し、又はその健康及び安全を保持す

ることが困難な場所に拘束することにより衰弱させること、自己の飼養し、又は保管する愛護動物であ

って疾病にかかり、又は負傷したものの適切な保護を行わないこと、排せつ物の堆積した施設又は他の

愛護動物の死体が放置された施設であって自己の管理するものにおいて飼養し、又は保管することその

他の虐待を行った者は、100万円以下の罰金に処され、遺棄した者も、100万円以下の罰金に処されます。

 

※環境省HPより抜粋

 

今回の事件の根本は、悪質ブリーダー(繁殖業者)の動物に対する考え方だと思います。

 

犬たちを、子犬を産ませる道具としてしかみていない、お金儲けの手段・・・

 

ひどい話だと思いますが、一方では、ペットショップで子犬を購入しようとするときには、

小さくてかわいい犬、生まれて間もない犬を求める人が多い・・・これも現実です。

 

最近では、ペット産業そのものに対する目も厳しくなり、規制も強まってきています。

利益が出ず、経営に行き詰まって、結果 今回のような動物虐待につながっているのでは

ないでしょうか。

 

顧客のニーズに合った商品を提供するのが、商売の基本です。

 

我々のニーズそのものが、ペットを不幸にしてしまっている事実。

 

飼い主の都合で、動物管理センターに引き取られるペットも後を絶ちません・・・・

 

なんとかならないものかと、いつも考えてしまします。

 

 

私の将来の夢は、老犬ホームを作ること。

大切なペットが安心して余生を過ごせる場所を作ってあげられたらいいなと。

 

 

さて、来週は「おうちスタイリスト」米村大子さんの登場です。

最近は、北海道を飛び出して大活躍の大子さん!

 

年末のお片付けのヒントが聞けるかな???

乞うご期待です。