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65歳、ネット関連詐欺は大丈夫? (FPベンゴシ)

 こんにちは!


FPを中心とした専門家ユニット なないろ福円隊
今週の小人(blog)の担当はFPベンゴシでございます。


「人間、素直なのがいちばんかわいいよ~」

 

と、どなたかが仰っておりました。

 

そんな言葉を心に留め、素直に生きることを課題にしております。

 

さて、左の画面は、私のメールの画面です。

 

大変! 個人情報漏洩!Σ(゜д゜

一部のネットショップサーバーに不正取得され、利用者の個人情報漏洩事件が起こったとのこと。


 

三菱東京UFJ銀行さん、しっかりしてくださいよ~

 

わたくし、最近、ベネッセから500円のクーポンをもらっておりましたから、個人情報漏洩には敏感なんですよ!(`ヘ´) プンプン。

 

しかし、『三菱東京UFJ銀行システム』がアップグレードされたとのこと。

 

対応の速さ、さすがはメガバンク うんうん( ゚ー゚)( 。_。)。

 

感心しつつも、手続しないと、アカウン凍結されるようで、面倒ですね~。仕方がありません。さっそく、登録手続きをすることにしました。

 

すると・・・・

 

 ひぇっ!

 

アクセス先でフィッシング行為を検出?

 

もう少しで引っかかるところだったぜィ

 

ふぃっしんぐ?

てやんでぃ、ふじゃんけんじゃねぇやい

親切をかたって他人様の情報を盗もうなんて人間のやることじゃねぇ。


て、まあ、思わず江戸弁がでてしまいました。

 

皆さんは、引っかからないでくださいね。


って、引っかかるわけないですかね?こんなのに。

 

だいたい、最初からウケますよね。このメール。

 

「こんにちは!」ですって (゚∀゚)ププ

 

三菱東京UFJ銀行を騙っておいて

冒頭から「こんにちは」しかも「!」入りです。 (゚∀゚)ププ

 

よくわかりませんねぇ~。

騙そうとしているんですかねぇ~

それともギャグ?

 

しっかし、今回は、こんなものですから、いいのですが、世にはいろんな精巧なフィッシングメールも出回っているでしょうね。

 

また、ちょっと焦って冷静さを欠くと人間、きちんとした思考ができなくなりますから、

一見おかしな内容でも、引っかかることがある。

 

架空請求も、冷静に見ると、おかしいと気づくんでしょうが、

「督促」「調査」「告発」「裁判所」「○○機構」なんて言葉が並んでいると

 (||゚Д゚)ヒィィィ! (((( ;゚д゚)))アワワワワ  ってなってしまうんですよね。

振り込め詐欺も同じですからね~。

あれだけ、ニュース、新聞、銀行など金融機関のポスター、行政の広報なんかで、振り込め詐欺の宣伝していても、いざとなると引っかかってしまうんです。

 

だから、私が受け取った今回のようなメールも、ちょっと工夫すると、とたんに効果が上がるのかもしれません。

 

耐性がないと、特に。

 

いま、子どものスマホ普及は非常に進んでいます。

内閣府の調査(平成26年3月発表)によると、小学生の約15%、中学生の約50%がスマホをもっています。

下の図は、小学校6年生の欲しい電子機器の調査です。トップはスマホですね。


こどもは、大人と違って、個人情報保護、個人情報漏洩、契約なんてことについてはよくわかっていませんから、架空請求等に対する耐性が余りありません。

 

しかし、スマホを持てば、否応なしにそういう詐欺に接することになります。おそらく詐欺と接することは、不可避です。

 

だから、周囲の大人が、詐欺とかあるんだよ~ってことを話題にして、お子さんに教えてあげて欲しいですね。


ちなみに、10月22日に、ある小学校で、スマホ、ネットに関する授業をしてきます。ネットのおっかなさについてちょっと伝えられればいいなあ~とおもっています。

 

さて、他方、違う世代に目を向けると、日本の現状はこうです。

老老介護5割(日本経済新聞2014/7/16付朝刊より)

介護ってほんと大変なんですね。それをになう人も高齢者が多くて、大変だ、という記事ですが、

これは、老夫婦のみの世帯が圧倒的に多い、ということでもあります。

 

歳を取りますと、判断能力もすこしずつ衰えてきますから、どうしても詐欺対応能力も低下すると思われます。

 

また、今の高齢者の方は、人と話すことに非常に飢えています。

これは、私の実感でもあります。

だから、一見、丁寧・親切にみえる詐欺には引っかかりやすい。そういう意味でも詐欺耐性が低いといえます。

 

さて、日本は、超高齢社会です。

今、65歳以上の方は、日本の人口の25%くらいです。

 

2060年には、人口の40%が65歳以上になると予想されています。

 

今、10代、20代、30代の人は、まさにネット世代です。

私は、本、服、靴、文具、食品などをネットで注文して購入しています。

 

インターネットは生活必需品です。

ネットが生活必需品である世代は、高齢になったときも間違いなくネットは生活必需品。

 

他方、ネットをつかった詐欺が減るとは到底思えせん。

ますます増えていくでしょう。

毎年、新手の詐欺も登場するでしょう。

 

なので、私達は、今も、そして将来高齢になってからも、ずっとネット関連詐欺の標的です。

 

被害防止には、自分で知識をつける、ということが一番大事ですが、

高齢になったときには、人に助けてもらう、気軽に相談できる人がいる、という周囲に助けてもらうことも重要です。

 

超高齢社会で、詐欺被害を防ぐ、という観点からの、

高齢者に対する見守り、又は社会から見守られる、という在り方について考えておきたいですね。



 

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来週の「今週のdwarf(こびと)」(blog)の担当は夫婦コンシェル白澤佑夕子さんです。お楽しみに。


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平成26年1月25日 福円隊セミナー・認知症サポーター養成講座を開催します。

講師は、FPベンゴシ松下孝広です。