氏家美紀
梅澤靖貴
笠原真奈美
小林布紀子
松下孝広
矢野智章
米村大子

「いざ、その時のために」 介護保険サービスの使い方 (From yoshizo-)

皆さん、こんにちは!
札幌のFPを中心とした専門家ユニット「なないろ福円隊」

シニアライフ担当yoshizo-こと、行政書士の村上です。

ワールドカップのメンバーとうとう決まりましたね~!ほぼ順当なメンバー構成だったせいか、

夜のニュースも「大久保」の話ばっかりでしたね(笑)

気付けばワールドカップまで1ヵ月。前回の南ア大会、本田のフリーキックに絶叫してから

もう4年も経ったんですね~本当に早いです。

今回もブラジル・・・・また昼夜逆転・・・・ 次の日の仕事が厳しいなあ

 

さてさて、ここまでの前フリは今日のお話にはなんの関係もございません・・・

さすがに今日は、この話題に触れなければいけないかと思いまして。

 

では、ここからが今日の本題です。

 

今日のお話は、「介護」についてです。

若い方には、ピンとこないかと思いますが、我々のように30代後半から40代くらいになって

くると、両親の介護の問題に目を背けている訳にはいかなくなってきます。

 

ニュースでも、毎日ように、「高齢化」や「介護」、「認知症」といった話題が

取り上げられていますが、実際にその問題に直面しないと、どうも現実感がないのでは

ないでしょうか?

でも、この問題は他人事ではありません。

みなさんの両親や、ご主人、奥様に「介護」が必要となる可能性は非常に高いのです。

 

私の祖母は91歳まで生きましたが、70代後半から認知症の症状が出始めました。

80代中ごろに特別養護老人ホームに入所しましたが、それまでは、私の母が自宅で

介護をしていました。

母も、介護はもちろん初めてですので、手続きなどさっぱり分からず、大変だったようです。

 

私も現在、後見人のお仕事をしている関係で、介護保険サービスの手続きを

行ったりしますが、これがなかなか複雑で、分かりにくいんですよね・・・。

 

いざと言う時に、???とならないように、今日は介護サービスを利用の流れを

簡単にご説明します。

もし、みなさんのご両親が、身体の調子が悪くなったり、認知症の症状が出てしまって、

日常の生活に介護や支援が必要になったときは、介護サービスを利用するための

手続きが必要になります。

 

① 区役所や介護支援専門員(ケアマネージャー)に相談

 

  介護保険制度・サービス利用の相談は、区役所の保健福祉課や地域包括支援センター

  介護予防センター、ケアプランセンターなどに相談をします。

 

② 区役所に要介護認定の申請を

 

  介護サービスを利用するためには、まず最初に要介護認定の申請が必要です。

  申請は、本人や家族などのほか、介護支援専門員(ケアマネージャー)も代行できます。

  申請は区役所の保健福祉課で受け付けています。

 

③ 介護認定に関する調査があります

 

  要介護認定の申請があると、役所の調査員が家庭や施設を訪問し、本人に会って

  日常生活動作や食事等についても調査を行います。また、主治医に意見書の作成

  を依頼します。

 

④ 介護認定審査会で審査が行われます。

 

  訪問調査の結果と主治医の意見書をもとに、保険・医療・福祉に関する専門家で構成

  された「介護認定審査会」が介護の必要性の有無や、その程度(要介護度)について審査します。

 

⑤ 認定結果の通知

 

  原則、申請から30日以内に認定結果が、「要支援1・2、要介護1~5」の7段階に分けて通知

  されます。

 

⑥ 介護(予防)サービス計画 (ケアプラン)を作成します。

 

  要介護1~5に認定された方は、介護支援専門員(ケアマネージャー)が利用者に合わせた介護サービス

  計画を作成します。要支援1・2に認定された方は、地域の地域包括支援センターの職員が介護予防

  サービス計画を作成します。

  ※介護の必要度のレベルにより

    要支援1→要支援2→要介護1→・・・・・・・要介護5 となっています。

 

⑦ 介護(予防)サービスを利用開始します。

 

  介護(予防)サービス計画に基づいて、在宅(ご自宅など)や施設で、ヘルパー等のサービスを受けます。

  

介護サービスといっても、よく知られているヘルパーさんによる介護の他にも

本当にたくさんの種類があります。ご本人に合ったサービスを検討してくれるのが

介護支援専門員(ケアマネージャー 通称ケアマネ)です。

ケアマネさんの作成したケアプランに沿った形で、介護サービスを受けます。

  

 

以上の様な流れで、介護サービスを利用することになります。

分からないことがあれば、区役所の保健福祉課などが窓口になっていますので

気軽に相談してみてください。

 

今日は、簡単に流れをご説明しました。

 

また次回の私の出番で、介護サービスに必要な費用についてお話していきます!

 

 

 

さて、次回の小人は、「おうちスタイリスト」の米村大子さんです。

 

どうぞご期待下さい!!