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その相続、借金は大丈夫? (from うめちゃん)

みなさん、こんにちは!

FPを中心としたお金と暮らしの専門家ユニット なないろ福円隊
なないろ福円隊の自称いやし系担当、行政書士のうめちゃんこと梅澤です。

 

 

6月16日札幌エルプラザにて、なないろ福円隊「親が元気なうちに考える相続」セミナーで講師をつとめさせていただきました。

 

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!

 

今後のご自分とご家族のことを考える良い機会にしていただければ、とても嬉しく思います。

 

 

セミナーでは相続に関する基本的な知識を中心にお話させていただきました。

 

しかし、時間の制約上詳しくお話できなかったこともたくさんあります。

 

そのうちのひとつを、ここで紹介させていただきます。

 

人が亡くなると、その人の財産はその子供など一定の人に引き継がれます。

これを「相続」といいます。

そして財産を引き継ぐ人のことを「相続人」といいます。

 

この引き継がれる財産は不動産や預貯金などプラスの財産だけではありません。

借入金などマイナスの財産も相続人が引き継ぐことになります。

 

ですので借入金があるのか、ないのか、あるとしたらいくらあるのか、ということを調べなければなりません。

 

しかしこれをきっちり調べることはなかなか難しいのです。

 

預金から引き落とされている、あるいは手元に明細などがあればそれについては分かります。

でも、それで本当に借入金の全てなのか、ということは分かりません。

 つまり、亡くなった方が生前にきちんと記録を残すなどしていないと、全体を把握するのは困難なのです。

 

そこで、銀行やクレジット、サラ金などからの借入金があるかどうかを調べる方法として、信用情報機関に照会をするという方法があります。

 

信用情報機関とは個人信用情報の収集や提供を行う機関です。
金融機関が、ローンなどの申込みを受けた場合に、他の金融機関に借入金はないか、過去に滞納がなかったか、などを調べるために利用される機関です。

信用情報とは、どんな人が、いくらを借りていて、それをきちんと返済しているかという情報です。

 

ちなみに、皆さんはブラックリストという言葉を聞いたことがあるかと思いますが、こういったリストが存在するわけではありません。

信用情報機関に登録されている破産などの過去の事故情報のことが、一般にブラックリストと呼ばれているのです。

 

こうした機関に照会を行うことで、銀行借入れや消費者金融に対する借入れなどを調べることができます。


個人信用情報機関には


   ・全国銀行個人信用情報センター

   ・(株)シー・アイ・シー

   ・(株)日本信用情報機構

 

  の3つがあります。

 

この3つに照会すれば金融機関を通じた借入れについてはほぼ把握することができます。

もちろんヤミ金からの借り入れは分かりませんが。

 

情報機関により方法は異なりますが、郵送、インターネットなどの方法で情報の取り寄せを申し込みます。


どの情報機関も、手数料は1000円です。

郵送で申し込む場合、郵便局で売っている定額小為替で支払う必要がありますので、この手数料100円が別に必要になります。

 

必要な書類は、情報の開示を申し込む人の本人確認書類として運転免許証などのコピーと、亡くなった方との関係がわかる戸籍謄本などです。

 

申込み書類は各情報機関のホームページからダウンロードすることができます。



この個人信用情報は、自分で自分の情報を取り寄せることもできます。


自分の情報がどう記録されているのか確認してみるのも良いかもしれませんね。

 

 

 


 

次回ブログは、札幌のビューティーファイナンシャルプランナー、FPまりりんです。


お楽しみに!